2009年2月25日水曜日

Rag Yaman 以心伝心の意味

ラーガ・ヤーマンは夕方のラーガです。
インド音楽をあまり知らない方には、前々回の話は意味が通じない所があるかと思いますので、すこし補足的なことを書いておきます。

ラーガには時間や曲想が決まり事としてある、ということを以前に解説しましたが、ヤーマンの曲想は喜び・楽しさ・くつろぎといった基本モードがあるのです。

主音のVadi=Ga、副主音=Ni で、基本旋律のメインは主音を中心にし、発展旋律は副主音を中心に展開されます。

ラーガはアラップというゆっくりとした出だしの低音弦の演奏から始まり、最後は早いリズムで比較的短い旋律を3回繰り返すティハイでピタリと決め、余韻の部分でアラップのように低音弦をひいて静かに終わります。

私がIshwara に聴かせたのはDha-Niという低音弦の音なのですが、Yaman の副主音が最後のNi なのです。

これはどういう意味かといいますと、Ishwara の言葉をティハイに見立て、演奏が無事終わったということを表している、ということなのですね。

言葉ではフィーリングが説明しにくいので、図説しましょう。



Dha Dna-Ni を簡単に言えば、

「分かった、Ishii 、君の気持ちを深く受け止めたよ……」

ということにでもなるでしょうか。

言うまでもなくIshwara はRag Yaman などは自在に歌える娘ですから、その意味をすぐに分かるのですね。

だから、ホッペに口紅スタンプをしたということです。
吸い付いたりしていませんのでチューではありません。ただのスタンプ。

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